染色プリントについて (エコバッグにはとってもオススメ!です)
■ 染色プリントのポイント
少量プリントをとても安価に作成できます
複雑なデザインやカラーをプリントするのが得意です
単色プリント~フルカラーの写真プリントまで全て同一プリント価格です
染料が生地に染みこむプリントなので、シルクプリントのような浮きだしがありません
耐久性に優れています プリント面のひび割れ等も発生しません
■ 染色プリントで出来ないこと
白色のプリントができません
ポリエステル素材など染料が染みこまない生地へはプリントできません
濃い色のボディ生地へはプリント色が生地のカラーと混じるのでおすすめできません
(生地を染色するため、元の生地カラーより薄い染料は打ち消されてしまうためです)
(薄いカラーエコバッグの場合は、生地の色と染料が混ざったカラーとなります)
(薄いカラーエコバッグへの黒色プリントは、ハッキリとした黒が表現できます)
■ 染色プリントが苦手なこと
中間色や薄い色の表現は、印刷が薄くなりすぎたり、ボカシ気味になることがあります
(生地を白色と見立てて、CMYK色染料の粒子を生地に染みこませますので
色の成分が少ないと、生地の方が勝ったり、輪郭が不十分だったりします)
カラーコード等による正確な色指定はできません。ご入稿データカラーの出たなり出力となります。
(生地を白色と見立てて、CMYK色染料の粒子を生地に染みこませますので
粒子各色の密度や、生地色の状態により色彩の変化があります)
(カラーコードによる色再現が必要な場合は、必ずシルクプリントをご指定ください)
■ 染色プリントに必要な入稿データについて
・特殊な形態でなければ、ほとんどの画像やデータでプリントすることができます
・写メなどもお送りいただければ、そのままプリント可能です
・イラストレーターで原寸入稿いただければ完全版下として使用できます 画像は埋め込みしてください
※カラーモードはRGBで作成ご入稿ください
・プリントカラーはデータ数値通りでの出たなり印刷出力となります
※生地を白色と見立てますので生成り生地や、カラー生地への印刷は色味をご考慮ください
・印刷クオリティはご入稿いただきましたデータ相応の印刷となります
・画像及び相応のデータをご入稿の場合、解像度は150dpi以上、360dpi以下としてください
※360dpiが標準仕様です
・ファイル容量は20MB以内としてください
■ デザインデータ作成の目安
デザインデータ作成について下記をご参考ください。
(個人の感覚によるとことが大きいですので、あくまで参考値としてください)
・線については2pt(0.7mm)以上の塗り
・抜きは4pt(1.4mm)以上の余白・空間
・文字について、漢字の太字は12pt ・漢字の細字は10pt・ アルファベットは9pt、以上の大きさ
(キャンバス生地の場合は、上記より余裕のある設定をお願いいたします)
(黒墨100%カラー単色印刷の場合の目安です。あくまで目安で鮮明さを保証するものではありません)
(印刷カラーが黒や原色系以外の薄い色の場合は、可能な限り大きく設定してください)
(単色ではなく、色と色が接する場合は上記目安の倍以上を基準としてください)
(接する色の差が少ない場合は、ご希望の印刷結果にならない場合があります)
※ご入稿いただきましたデザイン内容の出力結果について、当方よりご助言することはできません。
(個人の感じ方によるところが大きい部分ですので何卒お察しいただけましたら幸いです)
※印刷・カラー仕上がりに基準をお持ちの場合は必ず試作オプションをご利用の上事前にご確認ください。
試作オプション 》
(未試作での本生産によるクレームはお受けできません)
(正確なカラー指定がある場合はシルク印刷をご利用ください)
(染色プリントでの出力カラーは出たなりでの近似色となります)
(特に薄い色をご使用の場合は必ずご確認ください)
※カラーチップ(DIC・PANTONE)で色指定いただけますシルクプリント以外では
カラーの基準がございませんので、正確なカラー表現ができません。
RGB、CMYK値の場合、各自皆様のディスプレイ環境で大きく色味が異なりますためです。
染色プリントでは、ご入稿データのカラーをそのままに出力いたしますため
色合わせができません点、予めご了承ください。
近似色での出たなり印刷にて許容できるデザイン内容としてください。
■ 価格について 『安価な理由』
染色プリントはシルクプリントに必須の版が必要ありません
エコバッグへダイレクトに染色できる業務用専用マシーンで印刷するからです
シルクプリントで必須の版作成は、こちらの製版工程のように大がかりな設備と資材、時間が必要なので
どうしても初期コストが高価になってしまいます
逆に染色プリントは染料が少し高価なのと1枚1枚にプレスする必要があるため、大きな印刷範囲で
5000枚などの大量生産をするとコストがかかってしまいます
デザインやプリント枚数で最適な印刷方法が違ってきますので、ディアアースではお客様のデザインと仕様を
拝見し、最適なプリント手法をご提案しています
染色プリントとシルクプリントのコスト比較表を作成しましたのでご覧ください
■ 染色プリント例とプリント面
ネイチャーメッセージ「アース」
木の枝を拾い集めてロゴを作ってみた、オリジナルです
ボディーはオーガニック、ナチュラルカラー
木の質感が綺麗に表現されて、いいアートオリジナルとなりました
印刷のクローズアップは右下写真 マクロ撮影をしています
エコメッセージオリジナル「ECO2」
ECOとCO2をかけてます
エコメッセージをダイレクトにプリントすると、少し主張が強すぎるので、カラフルさとPOP感を出してカワイ目に仕上げました
染色インクの原色はCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)なので、インク原色でプリントしたEとCはとても鮮やかに表現されます
右下写真2枚が印刷面クローズアップです
ネイチャーオリジナルTシャツ「ラブSEA」
撮影した水中写真を、デコプリのアート処理とエッジ加工でイラスト化しました
印刷データのイメージのまま綺麗で鮮明にプリント表現されました
エッジのグラデーションがやわらかくプリントされ、プリント素材との一体感に優れています
ラバープリントのような浮いた感が苦手な人は、ぜひデコプリをお使いください
右下写真が目の付近のクローズアップです
■ 染料粒子の様子
染料の粒子が生地に染みこんで印刷され、デザインが表現されている様子を、より分かりやすい画像でご紹介します
生成り(ナチュラルカラー)のオーガニック生地に、薄いカラーを含む写真画像をプリントしました
印刷面のクローズアップです
更に葉の部分の、色が薄い部分をクローズアップしました
CMYK色の粒子が生地に染みこみ、デザインが表現されることをご確認ください
このように、複雑な絵柄の表現がとても得意な分野です
■ 不得意な表現
パステルカラー(薄い色)の「ベタ塗り」が独特の表現となります
薄い色をベタ塗りプリントした場合の事例をご紹介します
(ベタ塗りの場合は、できるだけ濃い色をご指定ください)
●プリント例(1)薄いピンクの場合 全体図
●R文字部分のクローズアップ
●R文字部分の最大クローズアップ(染料粒子の様子)
薄いピンク色を表現するのに、生地の白色をベースとしてマゼンタ色染料を主として
イエロー色、シアン色がプリントされます
色が薄くなるほど、白色としての生地面が露出することになり、染料の粒子感が目立ちます
●プリント例(2)黄緑色の場合 全体図
●黄緑色部分のクローズアップ
●黄緑色部分の最大クローズアップ(染料粒子の様子)
黄緑色を表現するのに、ベースにイエロー色染料をベタ塗りし
マゼンタ色染料とシアン色染料が混合することでカラーを表現しています
本2事例のように、特に薄いピンク色と黄緑色は、染料の粒子感が目立ちますので
デザイン作成や色指定の際はご注意ください
逆に写真にありますように、原色系の濃い色でのベタ塗りは、とてもクリアーな表現となります
薄めカラーでのベタ塗りをされる場合は、一度試作をして仕上がりをご確認ください
染色プリントの場合、仕上がり感はデザインデータに大きく左右されます
■ プリント部分の洗濯堅牢度と安全性
■米国AATCC2A洗濯堅牢度試験において、高い洗濯堅牢度が実証されています。
■エコテックス規格100製品分類I認証取得の安全性
繊維製品の国際的安全規格であるエコテックス規格100の中で最も厳しい基準である製品分類Ⅰを取得。
乳幼児が触れる繊維製品に印刷したものでも、安全であることを保障しており、
安心してお使い頂く事が出来ます。
■ プリント生産現場のご紹介
染色プリント生産工程
最初に高温プレス機で、一枚一枚のボディをプレスし印刷面を最適化します
お客様のデザインを印刷データ用に作成します
染色プリント専用マシーンにバックをセットし、印刷データを流し込むと少しずつプリントがされてゆきます
シルクプリントの版をおす手法と違い、プリント自体に時間がかかります
プリントが完了したら、再度高温プレス機でプリントを圧着プレスしてオリジナルエコバッグが完成となります
染色プリントの価格表
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