シルクプリントについて(シルクスクリーンプリント)
染色プリント | シルクプリント | フィルムプリント | 転写プリント | |
版 代 | なし | 8,000円/1色 |
DIGITAL版 10枚から無料 |
DIGITAL版 10枚から無料 |
価格単位 | バッグの印刷可能範囲計算 | 1枚あたり1色 | バッグの印刷可能範囲計算 | バッグの印刷可能範囲計算 |
価 格 |
(プレス費21枚から 枚数割り引きあり) |
150円~60円~ (大口割り引きあり) |
(プレス費10枚から 枚数割り引きあり) |
(プレス費10枚から 枚数割り引きあり) |
制 約 | 黒色・濃い色生地 にプリント不可能 |
版代が必須 | 用意された 単色カラーのみ |
絵柄の周囲に 余白枠がつく |
長 所 | 少量作成で安価 | 大量作成で安価 | 少量で安価 | 少量で安価 |
( お見積の際にお客様の用途にあった、一番安価なプリント方法をご提案しています )
おまかせの場合は、決まっている項目のみお知らせください >> エコバッグお見積フォーム
■ シルクプリントのポイント
プリント色数が少なめで大量生産する場合に向いています
生地にインクで印刷するスタンダードなシルクプリント手法です
オリジナルプリントをするのに一番普及しているプリント方法です
版を作るのに多くの時間と作業が必要ですが、プリントは効率よく早くおこなえます
版は1色につき1版必要となります 基本1色~3色印刷です
カラー生地へもプリントできます
白色のプリントができます
■ シルクプリントで出来ないこと
バックボディの場合、四色分解印刷できませんので、写真的表現はできません(網点処理は可能です)
色と色が接するデザインの場合は、2色印刷までとなります
(色同士が接しない場合は3色刷りなども利用可能です)
縫い目をまたいだプリントはできません
バッグにポケットが付いており、ポケットの上に印刷範囲がある場合は1色のみの印刷が可能です
■ シルクプリントに必要なデータについて
アウトライン(ベクトル)データが必要となります 線データともよびます
イラストレーターのアウトラインデータで原寸入稿いただければ完全版下として使用できます
jpegなどの画像や手書きイラストなどは、ディアアースにてトレースしデータ化することができます(有償)
印刷カラーの指定がございます場合は、必ず実際のカラーチップをご確認いただき、
カラーコード(DIC・PANTONE)にてご指定ください。
(RGB・CMYKの値ではご指定いただけません)
印刷色には許容範囲が設定されておりますので、厳密なご指定をされます場合は
実際のカラーチップをご送付いただき、必ず印刷校正(色校正)をご依頼ください。
カラーコード参考サイト↓↓
https://www.pantone.jp/color-finder#/pick?pantoneBook=pantoneSolidCoated
(Cで終わるカラーコードをお知らせください)
(実際のカラーは必ずお手元のカラーチップでご確認ください)
鮮明な表現が必要な場合は、2pt(0.7mm)以上の塗り 4pt(1.4mm)以上の抜き(空間) としてください。
■ 色校正(試作)について
本生産前に印刷校正をご希望の場合は、校正費2500円と中8営業日の延長納期で、現物をお届け可能です。
印刷、カラー仕上げに基準をお持ちの場合は必ず実施してください。
(未試作での本生産によるクレームはお受けできません)
色校正後の色調整変更は無料です。
デザインに変更がある場合は、追加で版代等費用が発生します。
カラーコード(DIC・PANTONE)でご指定の無いない場合は、
やむを得ず画面表示をPANTONEアプリでスキャンし、表示された値のカラーコードを使用いたします。
スキャン値の使用カラーコードは事前にお知らせいたしますので、必ずカラーチップやアプリでご確認ください。
(画面の表示色は各皆様の環境で違いますので正確な色再現とはならず、出たなりとなります)
■ 価格について(多めのロットで安価になります)
シルクプリントは版をつくる製版工程に大がかりな設備と資材、時間が必要なので
一つのデザインをプリントする際に、初期のコストが必要です(下部のプリント生産現場のご紹介をご覧ください)
しかし、一度版を作成すればエコバッグ1枚ごとのプリント費用は安価なので大量生産に向いています
これは、プリントインクが安価なのと、1枚をプリントする時間が早いためです
逆に染色プリントの場合は、初期コストの版が必要ない代わりに、インク費が少々高価で
プリント時間が多く必要なため、少量生産に向いています
染色プリントとシルクプリントのコスト比較表を作成しましたのでご覧ください
版はプリントするカラー1色ごとに1版必要なので、単純にコスト比較はできませんが
デザインやプリント枚数でも最適な印刷方法が違ってきますので、ディアアースではお客様のデザインと仕様を
拝見し、プロから見た最適なプリント手法をご提案しています
大口安価生産を前提としておりますため、エコバッグボディのチェックは表面的に
使用に支障がないレベルでの簡易なものとなります。
ボディはメーカーにて生産ブレを許容しておりますため仕上がり品質に幅がございます。
感じ方により200人にお一人程の割合で、生産品の3~5%程をB品判定されます場合もございます。
絶対数が必要な場合は、ロス数を見込んで生産ご依頼いただけますようお願いいたします。
大口安価生産を特徴といたしますシルクプリントの場合、ロスを見込みました価格設定となっており、
印刷不具合以外での交換ができませんため 、必要数+αにてオーダーいただけましたら幸いです。
※マルシェバッグ等、ロックミシンを使用しますボディは、メーカーにてより大きめに生産ブレを許容しております。
特にロスを見込みました価格設定となっておりますので予めご了承ください。
■ 印刷データ作成の目安について
鮮明に表現されます場合は、デザインデータ作成について下記をご参考ください。
(個人の感覚によるとことが大きいですので、あくまで参考値としてください)
(雰囲気としての表現で良い場合はこの限りではございません)
■ シルクプリントの解説
インクを生地の上にのせる手法のプリントです。
大量生産する際に、コストを抑えられるため現在主流として使われているプリントです。
プリントをする際は、版というものが必要となり、この版で版画を作るように
プリントをおこなっていきます。
版とプリント方法を身近な物でご紹介すると、年賀状とかで昔よく使われたプリントゴッコに近い方法です。
(そろそろプリントゴッコ知らない人もいらっしゃるでしょうか)
後ほど工場をご紹介しますが、実際はたいへん高精度で繊細かつ大がかりな生産を行います。
版から生産する必要があるので、版代として初期のコストがかかりますが、
版ができあがれば、プリント自体はスピーディーにおこなえます。
1枚~少量のエコバッグをつくる場合は、版代が含まれるため1枚の価格が高くなってしまいます。
プリントデザインの色数が少なく、何百枚またはそれ以上のエコバッグをプリントする場合は安価に生産できます。
■ 金色(ゴールド色)・銀色(シルバー色)の印刷が可能です。
シルクプリントでは実際にメタリックの光沢感がある金色と銀色の印刷が可能です。
インクジェットのフルカラーではグラデーションを使った絵的・擬似的なメタリックの表現しかできませんが、シルク印刷では実際に光沢のあるインクをトートバッグへ直接プリントし、金色・銀色を表現する事ができます。
(一部対応できないバッグもございます)
金色の印刷サンプル:
■ プリント生産現場のご紹介
製版工程
アルミの枠で土台となる版を作ります
(キングサイズは1台で1つ、一般的なサイズの版だと横2つに並べることができます)
枠に紗(しゃ)と呼ばれる網を張り、機械でテンションをかけ張ります
デザインの細かさやインクの種類によって、紗(しゃ)のメッシュの種類を決めます(4種類)
メッシュを通り抜け、インクがおりてエコバッグにプリントされます。
グリッターなどのようにラメの粒子が大きいものだと、普通のインクとは別に少し目の粗い紗を使わないと
ラメが綺麗にプリントできないため、オプションでグリッター用製版代がかかります
重石をのせたら接着剤を塗り、乾燥させます
乾燥後、枠に沿って紗(しゃ)を切り取りれば版の完成です
昔は紗(しゃ)にシルクが使われていたことからシルクスクリーンプリントと呼ばれるようになりました
感光乳剤で版をコーディングします 乳剤は、光によって固まるためその部分にはインクを通しません
製版機械に通し、デザインを版に描きます(機械が左右に動いて少しずつ印字されます)
デザインを版に定着させるため、強い光(紫外線)で焼き付けると乳剤は完全に固ま
その部分にはインクを通しません
緑だった部分が青色に固まっていると完全に固まったサインで、焼付け完了です
焼付け完了したものを水につけると、黒色の部分がスルスルと溶けます
デザイン部分には、緑の乳剤を塗る前のメッシュ部分が見えます
最終乾燥後、まわりをテープで保護したら版の完成です(特急仕上げの場合、1~11までの工程を1日半で行います)。
版下データ作成とインク調合
お客様のデザインから製版機械用データを作成します
製版機械で版を作成
指定いただいたプリントカラーを、インクの調合表で確認
プリント用のインクも機械で調合製造し、プリント機械へセット
シルクプリント工程
(本プリントの前に必ず何枚かの試し刷りをしてリハーサルをします)
プリント機械にしわが寄らないようトートバッグをセット
スキージというヘラで版の上からインクを刷り込み
プリント機をクルっと回転させて、スポット乾燥機へトートバッグを移動
高温の熱源でエコバッグのプリント面を一度乾燥させてます
エコバッグをまた元の位置に戻して、再び版をセット
精魂こめてもう一刷り!
職人の目で仕上がり具合をしっかり目視確認
大型乾燥機のベルトコンベアーにエコバッグを載せて乾燥へ
乾燥機を通り抜けてきたらオリジナルエコバッグの完成!
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